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デプウルと同日に見たモノノ怪唐傘の感想

大奥が舞台ということで、男の寵愛をめぐる女性同士のドロドロなのかな…?とちょっと身構えて見に行ったら女性官僚組織としての色が強く押し出されていて意外。

TVアニメ版では強いものに虐げられた女性たちが描かれてきて、今作では女性社会(もとを正せば男性社会によって作られたものですが)の中での上下関係や抑圧を描く、まさしく「令和のモノノ怪」に「アップデート」されていた。

最終的に大奥というシステムから抜け出すカメと残り維持する側になるアサ、という微妙に不完全燃焼なオチもけっこう好きです。
三部作のようなので、最終的には大奥システムをぶっこわす話になるんでしょうか…。
「お水様」信仰もきな臭くて気になる🤔

TVアニメシリーズは「女の物語」として心を打たれて好きになったけど、今回は「女と女の物語」になっていてさらに大好きなやつでした。うれしい。

カメとアサ、よかったなあ……。
私はアサちゃんが好きだ…………。

カメがいるから、いたから、アサは(きっとこれからも)乾かずにいられるんだなあ。
黒沢ともよ様と悠木碧様の天才技巧派声優のタッグも本当に素晴らしかった。台詞のひとつひとつ、音という音にやどる表情が、胸が苦しくなるほどに鮮やか。

カメや他の女性たちが幕府から来た男性2人(名前覚えてないごめん)や薬売りさんにデレ♡っとするのに、アサは全くなびかず、場面によってはちょっと疎ましそうな表情をしているの爆萌えしちゃった。


TV板と比べると美術もストーリーのエグさ(の見せ方)も難解さもちょっとマイルドになっていて令和みをかんじる。

特に美術はTV版のあの鮮やかな意匠に人物が埋もれるようなクリムトの絵みたいな雰囲気に対して、唐傘は引き算が効いていて色味も柔らかく今どきっぽく感じる。
最初は物足りないような気もしたけど、物語のキーになるにおいや雨の独特の表現が際立っていて素晴らしかった。どっちの作風も大好き。
たたむ
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